なぜ循環が必要で面白く意義があるのか?
ICSTの経営理念と社是は以下のように宣言しています。
<経営理念>
- 医療・健康に関わる事業を通して安全・安心を提供し世界の人々の健康に貢献する。
- 海外企業とのグローバルな提携を通して健全な経済循環を自ら創造するインターナショナルな企業として社会貢献を行う。
<社是>
「全ては医療の安全・安心へつながる製品とサービス提供へ!」です。
ではなぜ経済循環興すことが重要なのでしょうか?
何回かお話はしていますが、人間の体や自然現象は全て循環で成り立ちますが、その成り立ちは自然発生的です。
そして循環が止まると即、「死」を迎えるという事は理解できるかと思います。
市場経済というのは自然発生しません。だれかがどこかで仕掛けなければ生まれない物です。
なぜかというと経済は「様々な人や組織(=経済主体。家計、企業、政府など)が市場でモノ(=財、サービス)やお金を交換しあう行動(=経済活動)」だからです。
経済学では、消費者は経済的に合理的な行動をすると想定しています。
簡単に言えば「人は常に正しく損得を計算して行動するだろう」ということです。
もちろん、我々もよく知っているとおり、人間は必ずしも常に経済的な動機のみで合理的に行動するわけではありません。
人は必ず「一番安い買い物をしたい」=「合理的行動」を行いますが、同時に「その価値に見合う品質や商品の質」を求めます。
これは「最適化行動」とも言うべきかもしれません。
普段の何気ない買い物ひとつとっても、我々は「自分の使える時間やガソリン代といったお金の制約の中で最も安く求める品質の買い物をする」という望ましい行動を選択しているのです。
では消費者の購買行動は何で決まるのでしょうか?
行動は「「インセンティブ(誘因)」によって決まるという事です。
インセンティブがあると、選択をする意欲が高まるという事です。
消費者【ユーザー】が求める物があるとそれを作る生み出す側があります。
即ち供給者=企業です。
企業は知恵を絞り、汗を流して価格に見合うものを作り、仕入れて消費者へ届けます。
供給者も製品やサービスを作るためのコスト、(材料、工賃、場所代、光熱費・・・)を支払いながら物を作り消費者はそれに見合う対価を支払うのです。
これにより貨幣を仲介した経済循環が成り立っています。その循環が大きければ大きいほど大きな資金が動きそれに伴う対価も大きくなるという事です。
消費者のモチベーションを上げられるような商品やサービスを生み出すには「誰もしたことのない仕組みやサービスや見たこともない斬新な商品」であればあるほど世の中に大きな循環を生み出します。
だから大きな循環を意識して物を供給してゆくという事が重要なのです。
私はこれまでに3回この経験をしました。
自動血圧計と吸入器と非接触耳式体温計です。
人生の1/3は仕事に費やす事になります。
同じ仕事をするのなら、やはりこの大きな流れ(経済循環)を作る側にいる方が達成感もあり自分の世界における存在意義を自覚できると私は考え、それを信じています。
それを皆さんと共有したいし、自身の仕事で感じてもらいたいのです。
だからICSTは「経済循環を世界に興す企業になる」と宣言しているのです。
しかも、その事業領域は世界中の誰からも必要とされる「医療」というフィールドです。
こんな素晴らしいチャンスは無いのでは?
2023.4.3朝礼講話 橫井博之